科目概要
本科目ではホフステードの6次元モデルを軸に異文化対応力を学びます。外資系企業に限らず、日本企業でも、多くの職種に多様な文化的背景を持った人々が就きはじめています。こうした多文化環境下での効果的なマネジメントとはどのようなものでしょうか。ホフステードの6次元モデルで課題のフレームワークを理解するとともに、理想の上司部下、会議運営、モチベーション管理、パフォーマンス評価やフィードバック方法など、具体的な異文化対応力を学習します。得られる効果
文化が経営に与える影響を理解します。多文化下で起こるビジネス課題の紐解くフレームワークを理解します。
グローバルリーダーとして求められる異文化対応力を身につけます。
受講をお勧めする方
管理職あるいはそれに準ずる職位にある方海外事業に関わる方
外国人の上司、部下やお客様、パートナーとの関りが多い方
近い将来、海外で活躍したいと思っている方
講座詳細
文化と経営 異文化対応力フレームワークの理解
カバーする内容
- 文化が経営に与える影響
- 異文化疑似体験
- ホフステードの6次元モデル理解
映像講義視聴
- グローバルリーダーのための異文化理解と適応(約65分)
文化圏と自身の価値観
カバーする内容
- マネジメントと文化圏
- 6つの文化圏と日本
- 自己診断と文化圏
- ケーススタディ
事前課題
- カルチャーコンパス受講
- ケース作成
異文化対応力実践
カバーする内容
- 文化に応じたコミュニケーション、意思決定、モチベーション、評価とフィードバック
- ロールプレイ(対象国、シナリオ別)
事前課題
- グループワーク
講師メッセージ
企業の成長のために海外へ積極的に展開する、イノベーションを生み出すために多様なバックグラウンドの社員を採用する。多くの企業でこうした取り組みが進んでいますが、せっかく採用した多様なタレントを活かすマネジメントはどのように行われるべきなのでしょうか。私たちが慣れ親しんできたホウレンソウや稟議書の仕組みはこうした環境下でも機能するのでしょうか。また、今までとは違う価値観を持った顧客との接し方は、今までのそれと同じで良いのでしょうか。
外資系企業での30年の実務経験からくる多くの事例と共に、多文化環境における典型的なビジネス課題の読み解き方法を理解し、自分と異なる文化的背景の他者の存在や多様性の認識を高め、異文化対応力を磨きましょう。
TAG
組織力 適応力TARGET
管理職 管理職候補者 中堅SCHEDULE
2019年11月期講師紹介
廣﨑 淳一
Junichi Hirosaki
専修大学経営学部情報管理学科卒業。テンプル大学経営学修士(Executive MBA)修了。
マイクロソフト、アクセンチュア、シスコ・システムズおよびモトローラにおいて上級管理職の経験と、多くのグローバルプロジェクト、リモートマネジメント(上司や部下が同国内にいない状態でマネジメントを行う)の経験を積む。異文化マネジメント、ダイバーシティ&インクルージョンをライフワークとし、それを支える「働き方改革」関連では、厚生労働省の「輝くテレワーク賞~優秀賞」を取得した日本マイクロソフト㈱およびシスコ・システムズ合同会社において、先進的な働き方改革を導入し、定着させると共に、その経験を多くの企業向けに講演する実績を持つ。自身の実体験に基づく研修のファシリテーションはクライアントから高い評価を受けている。20年を超えるマネジメント経験を通じ、部下や同僚との1対1のコーチングをのべ1万回以上実施。その経験をもとにエグゼクティブコーチングおよびビジネスコーチングを多くのクライアントに実施すると共に、日本アンガーマネジメント協会の認定ファシリテーター資格を得て、ビジネスにおけるアンガーマネジメントの普及にも努めている。