科目概要
企業戦略を考えるには、自社や競合、市場の分析が必要不可欠です。分析のためには3C、PEST、5Forcesなどの基本的なフレームワークを的確に使用することが欠かせません。本科目では、企業を取り巻く内外の環境を分析するのに必要なツール、フレームワーク、全社・事業部レベルの戦略立案に有用なフレームワークを学び、実務に応用できるようになることを目指します。最終回では、グループで取り上げた企業の環境分析・戦略評価結果をプレゼンし、講師を含むクラス全体で分析結果に対し議論を行います。
■PMP資格更新に必要な8.5PDUポイントの取得が可能です。
PDUサブカテゴリー内訳
Technical=0 Leadership=0 Strategic=8.5
得られる効果
戦略のツール、フレームワークを適切に使えるようになる。分析から、適切なメッセージを引き出せるようになる。
課題を特定し、的確な打ち手を立案できるようになる。
受講をお勧めする方
経営企画、事業企画、マーケティング、商品開発などの業務に就いている方戦略立案能力を高めたい方
アクションプランを考える立場にある方
講座詳細
第1回
戦略の定義と事業環境分析
カバーする内容
- 戦略策定のプロセス
- 環境分析のフレームワーク
映像講義視聴
- 経営戦略の基本フレーム(約70分)
第2回
ポーターの基本戦略
カバーする内容
- ポーターの戦略類型
- 競争的地位に基づく戦略
- 戦略オプションの評価
事前課題
- マイケルポーターの基本戦略(約40分)
第3回
環境分析と戦略評価(グループプロジェクト)
カバーする内容
- 戦略立案演習
- グループプレゼンテーション
- グループ別アドバイス
事前課題
- グループによるプレゼンテーション資料作成
講師メッセージ
ビジネスに正解はありません。だからと言って、経験と勘に頼っていては失敗のリスクは下がることはありません。環境変化の激しい今日、以前にも増して論理的に考え抜かれた戦略が必要です。が、方程式のように答えは出てきません。戦略はある意味アートです。私自身もコンサルタントとして、またミドルとして、戦略を考えることの難しさと楽しさの両面を味わってきました。
戦略論は、大きな岐路に立たされた時の決断の方法論とも言えます。プライベートでもさまざまな場面で応用が利きます。ここにはリスクフリーな学びの場があります。練習を通じてスキルを磨き、是非皆さんの強みにしてください。
受講者の声
・環境分析の方法や、フレームワークの使用方法、商品企画立案や製品開発の使用決定に役立てることが出来ることのできる講義内容であった。
・自身の担当業務が全社戦略の中で、どのポジションを担っているかの視点が持てるようになった。今後は新規テーマ企画において、市場の規模や競合他社の勢力を踏まえた説明に生かしたい。